いまある社会関係を活かした開発を目指して

エチオピア南部の半乾燥地ボラナ県などで学んだことを、忘れてしまわないうちに…。No Day But Today / Carpe Diem

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(6) アレロ郡Hallona村とその代表的なオラ(自然集落)の概要

アレロ郡では10. Fuldowa村、14. Hallona村、15. Webi村、16. Gada村の4村がパイロット事業の対象と決まったため、7月19日(木)にまず14. Hallona村に出かけ、村の畜産開発事務所(PDO)でマネージャー(各村に1人ずつ派遣されている職員をPA Managerという)…

(5) 郡レベルの参加型ワークショップ

対象とする郡(ワレダ)の決定 5月1-2日に行われた県レベルのワークショップによる分析(「(2) ボレナ県の概況と県レベルの参加型ワークショップ」参照)を踏まえ、耕作が中心となっている高地の3郡(1. アバヤ郡、2. ガラナ郡、3. ブレ・オラ郡)の住民は本…

(4) 人々の生活を少しずつ理解する

普及員 5月14日(月)のダス郡ダス村での普及員からの聞き取りで、普及員(大半が20代)の生活についても少し知ることができた。 普及員の宿舎 「ダス村には3人の普及員がいて、3つあるゾーニをそれぞれ担当している。普及員のうち2人は正規の普及員、1人は普…

(3) 聞き取り調査を始める

2012年5月の聞き取り調査 県レベルの参加型ワークショップでの議論で、状況が特に厳しくかつ実施中・計画中の開発プロジェクトが少ないと分析された郡(ワレダ)から現地踏査を先行することとし、5月8日(火)にテルテレ郡、10日(木)にディロ郡、11日(金)と14…

(2) ボレナ県の概況と県レベルの参加型ワークショップ

ボレナ県の概況 初めての現場では、調査対象地域を車で縦横に走って、地域全体なイメージをつかむようにしている。県の畜産開発事務所の人たちがまず案内してくれたのはボレナの伝統的な中心地であるアレロ郡(郡の中心Mata Gafarsaはヤベロから東に約80km、…